我国は平成13年度から第2期の科学技術基本計画をスタートさせました。この計画案には、国家予算をもって積極的に支援すべき四つの重要分野の一つとして、『ナノテクノロジー・材料』が挙げられています。第2期の科学技術基本計画では、時代に合った新しい方法論を確立して、これまで以上に化学や材料(物質)の研究に力を入れるべきだと云っています。
本学は小西写真専門学校にその起源を有し、古くから化学・材料(物質)は教育・研究の中心であり、その歴史は現在のナノ化学科・メディア画像学科(学部)および大学院専攻に引き継がれてきました。
このような実績が評価されて本学提案の「学術フロンティア研究推進拠点整備計画」が文部科学省平成13年度予算で承認され、国家資金からの補助で「ナノ科学研究センター」が建設されました。
ここに集う研究者達の共通の関心はナノ構造・機能の設計法の確立です。本学の教員、大学院生に加えて、他大学、産業界からの研究者が共同で研究を実施できる体制は、本学の大学院教育の充実にもつながり、本学発の社会貢献になるものと期待されています。
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